商品先物取引は、ガソリンや原油などの鉱工業材料やコーヒー豆やとうもろこしなどの農産物などを対象に取引を行うもので、商品価格の値動きのよる差額で利益を得る投資の一つです。たくさんある金融取引のものの中では、まだマイナーな取引です。マイナーといっても取引の中身は、株式の取引に似ています。株式の取引は会社の株価の動きを予想して利益を生みます。また、FXなども為替の変動を予想して取引を行い、利益を生むものです。商品先物取引は、消費の値段の動きを予想して利益を得るものですから、根本的なことは似ています。株式などと比べると、取扱の商品が身近なものばかりなので、予想する知識や情報も比較的分かりやすいので、個人での参入もしやすいです。商品先物取引と聞くと、ハイリスクでハイリターンなうえに、ギャンブルのようで危ないというイメージを持つ人も多いかと思います。こういうイメージがあるのも、一度損をすると大きいということからかもしれません。しかし、取引が成功すれば、大きな利益が生まれるのも事実です。株式の取引と違い、資金も証拠金と言うものを用意するだけで取引ができるので、少ない資金でも始められるというメリットがあります。また、金利負担もありません。メリットがある分、リスクも高い先物取引ですが、短期間で大きな利益を上げようと考えている人にとっては、効率のいい取引です。リスクも頭に入れた上で、資金もしっかり自己管理して行えば、個人でも初心者でも参加できます。
商品先物取引では、金や銀、ガソリンや大豆・とうもろこしなどの商品を扱っています。日本で最初に商品先物取引が行われたものは、米です。現在は米は日本では取引が行われていません。将来取引を再開しようという動きがあるので、取引が可能になるのも近いかもしれません。農産物の取引は、東京穀物商品取引所を中心に行われており、大豆やとうもろこしをはじめ、卵や小豆、コーヒー豆なども取引されています。
商品先物取引の中で一番取り引きが多くメジャーなものは、金だといわれています。金は、景気にとても敏感で左右されるので取り引きの中でも難しい銘柄の一つです。アクセサリーへの使用が多いイメージの金は、宝飾用としての需要が世界的にも高いです。その次には、工業用や歯科用に使われるものが多いです。金は工業製品に意外と多く使用されており、普段私たちが利用している携帯電話にも微量ですが使われています。この金の価格変動は、金の産出国の景気が重要となってくるのです。
先物取引の特徴をさまざなま面から紹介していきたいと思います。まずは、限月制度です。先物取引には、売買約定する期限が定められています。この売買約定の期間を設定しているということを限月制度といいます。先物取引は株のようにいつまでも保有しておくということはできなく、期限が来るまでの間に決済することが絶対です。これは、損をすると分かっていても決済はしなくてはなりません。
先物取引の中で空売りとは、商品を所有していないのに、商品を売るという行為のことを指します。先物取引では、この空売りが可能な取り引きです。商品先物取引の定義は、将来に決められた日に予め決められた価格で売買するという契約を結ぶことです。先物取引では、この将来に決められた日と言うものが大切になってきます。商品先物取引を行うためにはまず取り引きされている商品を買うことから始まります。このときに、例えばりんごを1年後に100円で買うという契約を結びます。
先物取引では、投資家保護のために値幅制限や建玉制限などの取引制限がかかるときがあります。値幅制限とは、1日の価格の変動幅が決められている制限です。これは、急激に相場が変化した場合に、投資家を保護する為に設定されました。この制限の目安は、前日の終値などから上下設定されます。商品の価格が値幅制限の下限まで下がることをストップ安といい、上限まで上がることをストップ高といいます。